Pymolで静電ポテンシャル(表面電化)を表示させたいです。 その2 WindowsでAPBSを使って
Windows版PymolでAPBSを使って静電ポテンシャルを描く方法
その1(APBSを使わずに、とりあえず表示させたい場合)はこちら
Pymolに静電ポテンシャルを表示するAPBS tools プラグインはすでに入っているが、静電ポテンシャルを計算するAPBSをインストールする必要がある。
1、ダウンロードとインストール
APBSプロジェクトのサイト
http://apbs.sourceforge.net/ (googleでAPBSで検索すると一番上に出る)
の下の方にある
The most recent version of APBS can be obtained in source code and binary forms here: http://agave.wustl.edu/apbs/download
を開いて、mailアドレスと大学名を入力して、下の方のsubmit ボタンを押す。
(必要ならチェックも外す。チェックをつけたままだとメーリングリストに登録される)
ダウンロードページが出るので、緑のDownloadボタンを押して、でてきたページのapbs-1.1.0(あるいは一番新しいバージョン)のDownloadの所をクリック。
次のページの中から自分のパソコンにあったものを選ぶ。
(windowsならapbs-1.1.0-Windows.zip)
ダウンロードしてファイルを展開したら、Windowsフォルダ内に入っているapbs-1.1.0フォルダを適当な場所に移す。
(途中に空白が入る名前の場所だとエラーが出るバグがあるので、C:/が望ましい)
2、PQRファイルをWebサービスを利用して作成
PDBファイルをAPBSで使うためのPQRファイルに変換する。
APBSのサイトからPQR変換のWebサービスのページへ移動するために、
下図の赤枠内「PDB2PQR web server」をクリック、
またはこちら→(PDB2PQR:http://pdb2pqr.sourceforge.net/)
PDB2PQRのページの真ん中あたりのavailabilityの段落にある
• Washington University in St. Louis をクリックする。
PDB形式のファイルをアップロードするか、PDBIDを入力する。
変換されたPQRファイルを適当な場所にダウンロードする。
(途中に空白が入る名前の場所だとエラーが出るバグがあるので、C:/が望ましい)
3、計算と表示
表示させたい構造のPDBファイルをPymolに読み込む。
PyMolのPluginタブ にあるAPBS toolを開く
APBS location タブで以下を指定(Cドライブ直下 C:\にインストールしてあるとして)
APBS binary location | C:\apbs-1.1.0\bin\apbs.exe |
APBS psize.py location | C:\apbs-1.1.0\share\tools\manip |
次に、先ほどのpqrファイルを指定する。
Mainタブ→Use another PQRをチェックし、ダウンロードした.pqrファイルを指定。
Set gridを押した後、Run APBSボタンを押してしばらく待つ。
計算が終了したら、VisualizationタブのMolecular Surfaceのshowボタンを押す。
BioKids.orgさんの方が参考になるかもしれないです・・・
BioKids.orgさんの表面電荷を描く